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地球・絵手紙ネットグループ 木下 誠

<第9話 よく見て感じて>

 絵手紙を描くということは、つまるところ自分のこころ・気持ちを紙の上に表現することに他なりません。「絵手紙は上手くなくとも、ヘタでいい、ヘタでいい」と言いますが、それだけでは言葉が足りません。私も「絵手紙は、技法よりもこころを大切にしています」と言っていますが、これでも言葉足らずです。繰り返して言うようですが、絵手紙を描く基本は、描こうと思うものを「よく見て、感じて」から手を動かして描くことです。漠然と見てすぐ描くと、こころ・気持ちが現れません。例えば、絵手紙を描かない人は、机の上のリンゴをただ単に紅いリンゴとしか眺めません。
 絵手紙をする人はどうでしょうか。よく見ると、ただ紅いだけでなく、いろいろな色彩を持っていること、そして太陽の日差しの中と夜の蛍光燈の光の下では、同じ紅でも微妙に違いがあることに気付くはずです。そうすれば、自分の気持ちが一番伝えられると思う色彩がつけられると思います。更に大切なことは、描こうと思うものから「何かを感じて」描き始めることです。「このリンゴは見事な大きさだなあ!中に蜜のような色合いがあるのかなあ!産地は青森か、長野か!」形でも色でも何でもいい。感じてから描くことです。言葉を変えて言えば「物に愛情を持つこと」「物と対話すること」です。これは、絵手紙の技法だけでなく、絵手紙をする人の気持ち、心がけと思っています。

地球・絵手紙絵ネットグループ会報 「絵てがみの心」より抜粋(無断転載を禁じます)

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